現代のビジネス環境は急速に変化し、転職もこれまでの「転職1.0」の時代から「転職2.0」へと進化しています。本記事では、村上進さんの著書『転職2.0』に基づき、ハッシュタグを使った新しい転職戦略とその実践方法について解説します。
転職2.0とは?
転職2.0時代では、もはや一度きりの大勝負として転職するのではなく、ビジネスパーソンが状況に応じてキャリアを柔軟に変え、電車を乗り換えるように気軽に転職を重ねることが一般的です。終身雇用や年功序列に頼らない実力主義のジョブ型雇用が増え、「企業に忠誠を誓う時代」は過ぎ去りつつあります。
転職2.0時代に必須の「ハッシュタグ戦略」
転職2.0における重要なポイントは「自分のハッシュタグを持つこと」です。ここでのハッシュタグとは、SNSのように検索に引っかかる自分の「強み」を示す言葉です。これらのタグを持ち、企業側からスカウトされることを狙います。
自分のハッシュタグを見つける5つのステップ
- 目標を決める:5年後、10年後にどうなりたいか、どんな会社でどんな仕事をしたいかを明確にします。
- テンプレ質問に答える:以下の5つに分類してハッシュタグを洗い出します。
- 職種:営業、エンジニアなど
- 業界:金融、IT、小売など
- 経験:具体的な仕事の経験
- スキル:英語力やExcelスキルなど
- コンピテンシー:リーダーシップや情報収集力などの強み
- 他人と比較する:異業界の友人と話し、自分の独自性を見つけます。
- 職務経歴書を作成する:ハッシュタグを反映した経歴書を作成し、転職エージェントに相談します。
- SNSで発信する(上級者向け):ハッシュタグをSNSで発信し、企業からのスカウトを狙います。
ハッシュタグがキャリアを広げる
複数のハッシュタグを持つことが転職の幅を広げる鍵です。例えば、「動画マーケティング」「マネジメント経験」など、企業のニーズに応えるハッシュタグがあれば、転職市場で優位に立てるでしょう。企業はSNSで専門性の高い人材を求めているため、積極的に発信していきましょう。
転職2.0の時代を迎えて
転職2.0時代では、必要なスキルとハッシュタグを揃えながら、SNSで発信することで、より良い機会を得やすくなります。まずは自分の強みを整理し、職務経歴書を更新し続ける習慣を身に付けましょう。
掛け合わせで希少性を発揮
希少性を意識して、自分のハッシュタグを掛け合わせるとより魅力的なプロファイルが完成します。例えば、教育系の知識を持つエンタメ分野のスキルがあるなど、異分野を掛け合わせることで独自性を発揮できます。
自分のタグを見つけ、掛け合わせて希少性を生み出す
まず、転職2.0で重要なのは、自分のスキルや経験を「タグ化」し、それをどう掛け合わせるかです。たとえば、「リアクション芸」×「ゲーム実況」のように、ホットな分野と自分の強みを組み合わせることで、独自性を発揮します。
キャリアを逆算して考える
転職2.0人材は、目的を逆算してキャリアをデザインします。たとえば、最終的に映画を作りたいなら、資金集めのためにクラウドファンディングを学び、宣伝に必要なオンラインコミュニティを作るといった具合です。
強みのタグを他人と共有する
自分のタグを明確にしたら、周囲に見てもらい評価を仰ぎましょう。特にキャリアコンサルタントや転職エージェントなど、業界の専門家に見せることで、自分の強みがより的確に見えてきます。
業界やポジションを一部固定してスライド転職
全く異なる業界やポジションに転職するのではなく、今までの経験を活かせるよう「業界かポジション」を一部固定して、徐々に新しい分野にスライドしていくのがポイントです。
有価証券報告書から業界のホットなトレンドを把握
転職先の業界の健康状態やトレンドを把握するには、上場企業の有価証券報告書を読むのが有効です。トップ企業の情報を調べることで、その業界が成長しているか衰退しているかを判断できます。
自分を発信して「ダイレクトソーシング」の機会を増やす
企業が求める人材をSNSで検索する「ダイレクトソーシング」が主流になるにつれ、SNSで自分のタグを発信しておくことが大切です。フォロワー数ではなく、自分の強みを一貫して発信することで、企業の目に留まる可能性が高まります。
まとめ
転職2.0時代は、自分のタグを明確にし、適切に発信することで、自分に最も適したキャリアチャンスを引き寄せる時代です。自分の強みを掛け合わせて希少性を生み出し、キャリアを逆算して戦略的に積み上げていきましょう。


